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日本の警察制度の起源



もともと日本でも、治安維持にあたる組織は江戸時代から存在していました。しかし、移り変わる時代とともに、その組織に制度を設けることが求められたのです。

警察制度の必要性

警察制度の必要性

犯罪や事故が起きないように見回る、悪いことをした人を取り締まる、という警察のような役割を持つ組織は、日本では古くは江戸時代から存在していました。江戸時代では、「奉行所」が警察署、「岡っ引き」が警察官のような存在で、町の治安の維持に努めていたのです。そして明治時代になると、江戸幕府を倒した各藩の藩兵から選出された邏卒(らそつ)と呼ばれる警察官が誕生し、新しい時代を迎えた日本の治安の維持にあたっていました。

しかし、時代の移り変わりとともに、治安維持の方法も変えなくてはなりませんでした。なぜなら江戸幕府から明治政府になると同時に、城下町から都市へと人の住む街の機能も大きく変化したからです。江戸町から東京府となった首都も、約3,000人の邏卒によって治安維持活動が行われていましたが、邏卒を統率する機関(司法省警保寮)が1871年(明治4年)に設立されると、日本の警察組織は急速に発展を遂げました。そして、組織改革とともに急がれたのは、組織をまとめるための規則ともいえる制度の制定でした。

警察制度の起源

警察制度の起源

日本の警察制度は、明治時代の初期にヨーロッパ各国の警察制度を調査し、学ぶことからはじまりました。まず、1873年(明治6年)に内務省が設立され、司法をまとめる役割を担い、翌年1874年に警視庁が設立されると、警察という組織の本格的な体制づくりが行なわれたのです。

その際に重要視されたのが、当時のお手本であったヨーロッパ各国の治安維持に向けた姿勢でした。西郷隆盛の推薦により政府の命を受け、1872年にフランスをはじめとするヨーロッパ各国で視察・調査を行なったのが「日本警察の父」と呼ばれる川路利良(かわじ としよし)です。川路は、その手腕が認められて、警視庁の初代大警視(現在の警視総監)に就任しました。また、生涯を警察に献身した川路の言葉は語録『警察手眼』として残されているほどです。

そして、川路がヨーロッパに学んだ警察制度をもとに、第二次世界大戦後の1948年連合国軍最高司令官総司令部(General Headquarters、略称はGHQ)による改定、そして1954年には現行警察法の基礎となる法律が制定されました。こうして数度にわたり改定された警察法によって、現在の国の直轄機関としての警察庁、47都道府県別に設置された都道府県警察を配して治安維持にあたるという体制となりました。

日本の「警察」という言葉は、ヨーロッパから警察制度を学んだ際にできたものです。当時はフランス語に真似て「ポリス」と呼んでいましたが、日本語で、人々が暮らす社会に事故や犯罪が起きないように警戒することの「警」と、事故や犯罪を防ぐためにあらかじめ察することの「察」を合わせて、「警察」という言葉が作られたのです。