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駐在所や交番で勤務する警察官



「交代で番をする場所」の意味を持つ「交番所」から進化した「交番」。そして交番と同じ機能を持ち、警察官が住民とともに同じ地域に住みこむことで役割を果たす「駐在所」。ここでは、そんな駐在所と交番について紹介します。

地域で住民とともに暮らす「駐在さん」

地域で住民とともに暮らす「駐在さん」

「交番」と「駐在所」には都道府県警察の規則によって「管轄区域」があり、勤務する警察官は管轄区域の地域の安全を守るための活動に努めています。

「駐在所」は、おもに郊外や山岳部、離島といった人口の少ない過疎地区に設置されることが多く、地域の小さな警察署のような役割を持っています。一番の特徴は、常勤というスタイルのため、駐在する警察官とその家族のための居住スペースが備わっていること。地域で生活し、地元住民と交流しながら、警察官としての任務を遂行するのです。

このように地域の安全を一手に担う駐在所員には、さまざまな経験と責任が求められます。ですから、基本的に地域の警察活動に慣れている、熟練の役職者が担当することが多いのです。場合によっては、その駐在所を管轄に置く警察署が統括することで、役職を持たない職員でも勤務することはできます。

最近では、一般の会社の単身赴任のように職員が一人で住み込み勤務するケースもあり、必ずしも家族が一緒に住んでいるとは限りません。また、規定によって職員2名以上での共同勤務という形を採用している管轄区域もあります。

交番に勤務する警察官を、親しみを込めて「おまわりさん」と呼ぶように、駐在所では「駐在さん」と呼ばれるなど、近隣住民との交流がより親密であることがうかがえます。駐在所の強みは「ご近所さん」として地元に溶け込み、街の隅々にまで目を配れることです。近年では、地域密着型という利点を生かして、東京23区でも59ヵ所の駐在所を設置して、治安維持に貢献しています。

街を守るための警察の拠点

街を守るための警察の拠点

「交番」は、警察官が地域のパトロールや巡回連絡を行なう拠点です。そのため、市街地の要所要所に効率よく配置されています。交番に勤務する警察官は、地域を所轄にする警察署の地域課の職員で、通常は、2~3人の警察官が一組となり、1日24時間を交代制で勤務しています。また、「駐在所」と最も違うのは、警察署から交番へと出勤するという点です。

交番での仕事内容は「駐在所」とあまり変わりませんが、統括元になる警察署からの指令があった場合は、事件現場へ急行する任務が課せられています。また、事件や事故現場が交番から近いときには、110番通報を受けた通信指令本部から出動要請が発せられることもあります。

交番は、もともと「派出所」という名称で親しまれてきたのですが、1994年になって正式名称の「交番所」を略して「交番(KOBAN)」に統一されました。ただし、全国的には、各警察本部の方針で、まだ派出所と呼ばれているところも残っています。

「Police Station」と英語にせず、あえてKOBANとしたのは、日本の交番制度の充実からなるものです。交番は、日本が世界で初めて採用した制度で、外国人用の日本案内本にもKOBANの記載があって、国際的に通じる名称となっています。

世界各国の人々から「日本は治安が良い」と耳にすることが多いですが、それは警察署を中心として「交番」や「駐在所」が、各地域の安全を隙間なく見回れるように、うまく配置されているからなのです。