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警察のネットワーク「警察犬」



ここでは、捜査の現場で活躍する警察犬について紹介します。

優れた能力で捜査協力を行う

優れた能力で捜査協力を行う

犬は人に比べて、音の聞こえる範囲が約4倍、音の強弱を聞き分ける能力は約16倍、音の聞こえた方向を探し当てる能力は約2倍、さらに特定の匂いに関しては100万倍以上あるといいます。このような優れた能力を活かして捜査にあたるのが「警察犬」です。

警察犬は、厳しいテストやしつけを経てデビューします。服従訓練に始まり、足跡追及訓練、臭気選別訓練、警戒訓練などを行なってから検定に合格しなければなりません。実際の犯罪現場で活躍できるようになるには、訓練所に入所してからおよそ1年6ヵ月もかかるのです。

警察犬の活動は、犯行現場に残された遺留品が犯人のものかどうかを判別する作業や犯人の追跡、凶器や危険物の発見などです。覚せい剤などの薬物を見つけるよう訓練され、港湾や空港などで運用される場合もあります。

警察犬のはじまり

警察犬のはじまり

1912年(大正元年)12月にイギリスから2頭の警察犬を購入したことから、日本での警察犬制度が始まりました。1940年(昭和15年)4月からは刑事部防犯課にて警察犬6頭を防犯活動に活用していましたが、1945年(昭和20年)頃には戦争の激化のため警察犬制度は一度廃止されてしまいました。再開されたのは1952年(昭和27年)になってからです。

まずは一般の人が飼育・管理・訓練をするという「嘱託犬制度」を採用し、民間警察犬12頭、民間指導士10人を指定して捜査活動にあたりました。その後、1956年(昭和31年)には警察が直に飼育や訓練をする「直轄犬制度」も採用し、鑑識課専属の警察官(警察犬担当の職員をハンドラーと呼びます)4名が警察犬6頭の飼育訓練を開始しました。

警察犬の種類

警察犬の種類

現在でも警察犬は「直轄犬」と「嘱託犬」に分類されています。直轄犬とは、警察が直接飼育して訓練した犬のことをいいます。嘱託犬は、一般の人が飼育・訓練して嘱託警察犬審査会で合格し、警察に協力することを契約した犬のことをいいます。捜査の際に、警察から要請があると出動します。

警察犬の資質審査会や訓練協議会などを行ない「嘱託犬」を輩出する「日本警察犬協会」では、7犬種を警察犬の指定犬種としています。エアデール・テリア、ボクサー、コリー、ドーベルマン、ゴールデン・リトリバー、ラブラドール・リトリバー、ドイツシェパードです。民間の嘱託警察犬は、この7件犬種以外でも認められることがあります。

警察犬と警備犬

警察犬と警備犬

刑事部鑑識課に所属する警察犬のほかに、警備部に所属する「警備犬」も、警察の活動に貢献しています。その優れた嗅覚で爆発物を見付けたり、犯人を制圧したり、災害救助などを行なっています。

事件現場によって任務は異なりますが、警備犬は付けられる首輪の種類によって自分の任務を認識します。革の首輪を付けられた時は、犯人制圧の任務で人に噛みつくことを許されます。鈴のついた首輪なら、人を探す任務であると認識し、災害救助活動において瓦礫や土砂等に埋もれた生存者を嗅覚で探し当てるのです。鈴の首輪は、ハンドラーから離れても警備犬の位置がわかるという役割もあります。

「警備犬」は近年では東日本大震災をはじめとする被災地での救助活動や、国際緊急援助隊として世界各国に派遣されるなど、活躍の場を広げています。