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警察の広域緊急救助隊



自然災害や重大事故が発生したら直ちに被災地へと出動する、災害対策に対して高度な技術をもった熟練者のチームとして編成された部隊をご紹介します。

心技体を備えた特別部隊

心技体を備えた特別部隊

広域緊急救助隊とは、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の災害警備活動での経験から、全国の都道府県警察に設置された、災害対策のエキスパートとして編成された部隊です。広域緊急救助隊は、警視庁をはじめとする全国の都道府県警察に配備されている機動隊の特別部隊という扱いになります。

現在は、救出救助活動を行なう「警備部隊」と、緊急交通路の確保をする「交通部隊」、検視などを行なう「刑事部隊」を組織しており、災害地で円滑な活動ができるように体制を整えてあります。また、各都道府県警察によっては、被災地での被害状況を見て、行方不明者の家族や被災した犠牲者の遺族への対応を行なう「遺族対策班」や、被災地に設置された本部の現場活動を支援するために必要な装備や資機材を輸送・供給する「隊本部班」などを設置することもあります。

また平成17年からは、被災者をよりスピーディーに救出することを任務とした特別救助班(Police Team of Rescue Experts/通称P-REX、ピーレックス)が、12都道府県に置かれています。

広域緊急救助隊が出動するのは、東日本大震災などの大規模な自然災害に加え、航空機事故といった重大事故などの発生時です。約5,600名で構成され、隊員は機動隊員、管区機動隊員、交通機動隊員(高速道路交通警察隊員を含む)、鑑識課員、警察署員の中から、過酷な災害警備に適した体力、気力、能力などの心技体を備えている者から選出されます。

被災地での活躍

被災地での活躍

東日本大震災の時も、全国の警察から被災地へ向けて、広域緊急救助隊は出動しました。警備部隊は、まだ除去されていない瓦礫、山積みの土砂、浸水が著しい倒壊家屋という過酷な環境下で、行方不明者の捜索や救出救助活動に従事しました。

交通部隊は、信号機が破損して交通が麻痺した交差点や冠水した道路などで、緊急交通路を確保するために交通規制や交通整理にあたりました。

検視を担当する刑事部隊は、犠牲者となった遺体の検視を管轄の警察署で行ない、断水や停電という状況のなかでも細心の注意を払い身元確認をして遺族に引き渡す作業を行ないました。

また、広域緊急救助隊はこうした大規模な自然災害の発生を想定し、厳しい条件下での各種訓練を行なうなど、もしもの時に備えています。また、こうした日頃の訓練は、近隣の広域緊急救助隊との連携も被災地では有効とされ、共同訓練も実施されています。