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警察官が始末書を書く場合



罪を犯すと、その罪の重さから処罰が判断されます。極めて軽いルール違反でも、始末書という形で処分されることもあります。

始末書という軽い処分

始末書という軽い処分

比較的軽いと見なされる違反や、再発の可能性がないと思われる軽犯罪の場合、情状酌量という意味合いで「始末書」を提出するという処分に収まる場合があります。

これは、現場で取り締まりなどを行なった警察官の教養や人情における采配という部分も大きいのですが、人に危害を加えるような行為だったり、慢性的に行なわれているような犯罪でない限りは、「始末書」による処分を適用されることが多いようです。

始末書処分の具体例

始末書処分の具体例

例えば、交通取り締まりが行なわれている道路を走行中に、警察官から職務質問を受け、その際に自家用車の車内の検査の要請があったとします。運転者は、品行方正で特に怪しい素振りは一切ありません。警察官の職務質問にも、正常に答えるなど、飲酒や薬物などを使用している様子もありません。

ところが、警察官が車内を隈なく捜索していると、運転席と助手席の間にある肘掛部分となるアームレストを兼ねた収納ボックスから、刃渡り7センチメートル程度のアウトドア用ナイフが見つかりました。運転手は「週末にキャンプに行った際の道具だ」と伝えましたが、警察官は「これは銃刀法違反にあたります」と、ナイフの一時預かりを要請してきました。

この場合、銃刀法では刃渡りが5.5センチメートルを超えるナイフは取締りの対象となるため、厳密にいえば「銃刀法違反」という罪に問われることになります。しかし、これは所持していた場合で、今回のケースでは、キャンプの後片付けの際にナイフをたまたまアームレストの収納ボックス内に入れてしまったのが原因です。

現場の警察官は、この事実を吟味し、普段からナイフを携帯して歩くような人ではないと判断して、銃刀法違反で取り締まるのではなく、始末書を提出することを処分として運転手に伝えたのです。

銃刀法によって規制されているのはナイフを携帯していた場合で、車のトランクの中など、すぐに取り出せないような状態で移動する場合は取り締まりの対象とならないことと、今回のケースのように本人の人柄や素行を職務質問によって判断した上で、二度と同じことを繰り返さないだろうという推測から、情状酌量ともいえる始末書という処分を行なったのです。

犯罪は、ケース・バイ・ケースではありますが、このように再発の疑いはないだろうと判断される軽犯罪に関しては、始末書を書くことで本人に反省の機会を与えるとともに、再発防止と防犯対策を行なったという考え方で処理されことがあります。